2012/09/01

忘れちゃいけないこと

3.11の巨大地震で山が割れました。
katakuri402 013
「岩船山」と言って、山頂にはお寺があって、霊の集まるところ。なんて言われてます。
この山の麓では、野外ライブが行われたり、戦隊モノのロケ地になってたり。そんな場所です。





さてその日、私は早番だったので6時半に家を出ました。
朝、時間がなくてお風呂掃除までは手が回りませんでした。
(そのおふろの残り湯に助けられることになるとは、夢にも思いませんでした)

ちょうどその日は、獅子舞のボランティアの方が施設に来てくださり
ショートステイを利用してくださってる方も、1階のディサービスフロアで獅子舞を
ご覧になっていました。
私は、入浴当番。最後の方をお風呂に入れて、お風呂場の掃除をしてる時でした。
…地震だ…
初めは「すぐに収まるだろう」と、掃除を続けるも、揺れは収まらず。
あれ、こんなことしてる場合じゃない? と、まずはデイフロアを覗く。
みんなパニック。
ちょっとクリアな方は、状況を読み取って泣き出す方も…。
い~ぃ感じに認知の入ってる方は、かなり興奮気味。
ものすごく認知の方は、状況はつかめず、ぼ~~っとしている。

避難経路を確保しつつも、そこから脱走しないように目を配る。
でも、1階フロアはスタッフに余裕がありそう。
そんなわけで、階段を駆け上り2階へ。
居室のテレビが落ちているところが何箇所か。
食器戸棚が倒れ、しまってあった歯磨きセットが床に散乱。
トイレのタンクから水があふれ、トイレはビショビショ。
吊り戸棚からはストックのコーヒーやお茶が落ちて散乱。
壁と天井の境目が割れて、床やベッド上に石膏ボードの屑が落ちている。
壁紙があちこちで破れている。
エレベーター停止。
施設の辺りは停電ではなかったが、ケーブルテレビの局の方が停電か?
テレビは映らず。衛星放送のニュースで状況を知る。

施設内。混乱はあるけど、けが人。建物の大きな被害はなし。よかった♪

ディサービスの方は、家族と連絡がついた方から、順次退所。
さて、問題は2階にお泊りの方たちだ。
歩ける人たちは、自分で階段を歩いて登ってもらう。
問題は歩けない人たち。
しっかりおんぶのできる人たちは、若い職員たちがおぶって。
ビミョーな人たちは、3人がかりで車いすごと2階まで担ぎ上げる。
その日、一番体格の良かったオヤジたちは「おれたちは獅子舞より将棋がいいよ」
と、2階で過ごしていてくれたのが不幸中の幸い。

送迎から戻ったデイの職員の話では「○○通りより西は全部停電で、信号も消えてる」と。
こりゃ、自宅も停電確実だな。
当時高校生だった息子。まぁ、学校も近くだから、怪我さえなければ
歩いて自宅に戻るだろう。玄関歪んでドアが開かなかったらどうしよう…
などと、やっぱり子供の安全を気にしてみるも、施設長から「chikoやん。残業だよ」と。
携帯で、家族と連絡を取りながら仕事をしていい。とのことだったけど、
携帯はつながるはずもなく、元々無精な息子からメールが来るはずもなく。
地震直後に送信してくれたらしい娘からのメールは18時少し前に受信。
息子からの返信が来たのは19時ごろ。「懐中電灯はどこにあるん?」と。
やっぱり停電してるらしい。

21時。さすがにキリがないので退社。
街中の信号は消え、途中、コンビニとホットモットだけが営業中。
ホットモットはお客さん行列。マックはやっているだろう。と思って通るも
店内真っ暗。営業してない。(泣)
あたりまえにいつも明かりのついてるファミレスも、居酒屋も、陸橋の外灯も
もちろん信号も全部ついてなくて真っ暗。
交差点で頼りになるのは車のヘッドライトのみ。

自宅は物が倒れたりとかの被害はなかったそうだけど、まずは「お腹が減った」
ガスを使うのが怖かったので、押し入れからキャンプで使うコンロを出して、
ランタンを出して、ベランダで、とりあえず冷凍ピラフを炒めて食べる。
息子の携帯は、充電がいっぱいでなかったから、ワンセグが見られなかった。と。
息子と1つの携帯のワンセグで、ニュースを見る。
集合住宅の辛いところ。停電が長引いて、屋上タンクの水がなくなったのか、断水。
トイレの水は、たまたまお風呂に残っていた水を使って、なんとかなった。
ファンヒーターは使えなかったけど、「煮込み料理に…」って買った、反射式の
石油ストーブがあったので、暖をとるにはほんと。助かった。

息子と、それぞれの部屋で一番安全な場所に布団を敷きなおし「とりあえず寝よう」と。
夜中、緊急地震速報がなり、そのあとすぐにまた大きな地震が…。
相変わらず停電中で、テレビからその状況を知ることはできない。

翌朝、、、、
鍋でご飯を炊き、とりあえずあるものをお弁当箱に詰め、息子を学校に送り出す。
結局1時間もしないで、息子が帰ってくる。「しばらく学校休みだって」と。
電気が復旧したのは朝8時過ぎ。
水が出るようになったところで、とりあえず片づけを済ませ、近くのドラックストア
へ、とりあえずのものを買いに出かける。
もちろん、水。サトウのご飯。パン。など、欲しい!と思ったものは売ってるはずもなく。。。
お茶のペットボトルとかシリアルバーとか、甘めのクッキー。チョコレートなどなどを購入。
息子には「最悪は、お菓子で生き延びるぞ!」と宣言。
その日の夜勤に備えて仮眠~。
午後、防災無線が何か言ってる…
「○○時から断水になります」と。
ところが、同時にあちこちのスピーカーからアナウンスされるので、何を言ってるのか
家の中からでは聞きとることができず、ベランダに出てその放送内容を確認。

急いでシャワーを浴び、息子の晩ご飯を準備し、夕方の出勤に備える。
まさか、夜中まで断水になるとは思わなかった息子は、結局その晩もお風呂に入れず。
施設では、当日夜。翌朝の口腔ケア。薬を飲む分。トイレ用。などに、ありったけのピッチャーや
やかん。それに浴槽に水を汲んで準備。
不測の事態に備えて施設長も一緒に泊まってくれる。ってことで、ちょっと安心する。
エレベーターは、一回復旧したものの、また余震で止まってしまい、修理に来るのが
いつになるか分からない。とのこと。
バケツリレーのように1階の厨房から食事を運び、また、下膳する。

その後、今度は計画停電に振り回される…。となるんだけど、、、、、、
この時に感じた不安とか不便に思って何か対策しなきゃ。と思って、いつか、書き残そう。と
思っていたことも、時間が経つと忘れちゃうものね…。
その時は、次の地震に備えて、食品の備蓄とか、家族の連絡の手立てを。とか思っていたけど
だんだん、その気持ちが薄れてきている。
きっと、次、同じような地震が来たら、パニックになると思う。




一番心配なのは、家族の安全。
無事が確認できれば、その後の作業も安心してできる。
何かの時は、携帯の災害伝言版に書きこみしようね!って、約束したけど、奴らは覚えてるのかなぁ。
そして、私の一番の不安は、ちゃんと使えるかな。(^_^;)←おいっっ!!

水があればなんとかなる。
ペットボトルのお水。とりあえず3日断水しても大丈夫な分は確保♪

腹が減っては…
乾パンとかは、敢えて買わなかったけど、乾麺とか缶詰とか。普段使えて
いつでも新しい状態のものがストックされてる。。。これ。理想。

意外に役立つキャンプ道具。
ホントは、「もう、キャンプに行くこともないだろうからな」と、ツーバーナーとか
テントとか。リサイクルショップに持っていくつもりだったけど、なんとなく処分できずに
いたものが、思わぬ形で日の目を見ました。
押入れの奥にしまい込まず、今は、割と出しやすい場所に収納~。
ランタンは、今は出しっぱなしになってます。
そのうち、テントでも立ててみようかな!?(笑)


とりあえず、防災の日に思いだせた分だけ…
今後、こんな大きな災害が起きませんように…
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コメント

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大変だったのですね

こんばんは。
本当に「山が割れる」ってコトがあるのですね。
東北中心の情報ばかりの中で、北関東の状況を知りませんでしたが、驚きました。

震災から1年半近くの時間経過で、「防災意識」が低下し始めている、と言うのは事実でしょうね。
名古屋の場合、今一番心配なのは「南海トラフ」による「東海・東南海地震」の発生。

「震災は忘れた頃にやってくる」と言いますからね。
日頃の備えが大切ですね。

お久しぶりです♪

ゆったりと穏やかな時間を故郷で過ごされたそうですね♪

幸い、私の住んでいる栃木県南西部は、屋根の瓦が落ちたり、
古いブロック塀が崩れたり、古い家が傾いたり。と言うお宅はあったそうです。
大きな人的被害が出なかったのは不幸中の幸いでした。
県東部では、震度6強。工場の天井が落ちて…なんて言う、大きな被害がありました。
友達が、HONDAの研究所にいるのですごい心配しました。

とにかく一番不安だったのが家族の無事を知るまで。
その後は、お店から必要なものが消え、ガソリンが手に入らなくて
計画停電に振り回されて…と、それがいつまで続くのか。という不安。

直接的な大きな被害に遭われた方に比べたら、もちろん、小さなことです。

節目節目に「東海・南海地震」とか「首都直下型地震」とか、話題になるけど
どうしても、何となく自分には関係ない。って思ってしまう自分がいるんですよね。
やっぱ、その時の経験とか思ったこと、感じたこととか。
忘れちゃいけないんだな~。と、思いました。

山が・・・

ザックリと割れていますね。
テレビで報道される東北の映像は見ましたが、知らない被害があちこちで起こってるんだと改めて気付きました。
30年以内に起こる巨大地震などもニュースで報道されましたが、私が九州ということもある為か身近に起こり得ることとして感じられません。
いつどこで起こるかわからない天災の怖さ、本当に忘れてはいけませんね。

>つる姫さん


毎朝の通勤時に見る景色なんですけどね。
地震の直後は、心が痛む景色だな~。と思っていたのが、今では、日常の景色になってしまってます。
記憶は、確実に薄れていっています。

私の住むあたりも、洪水の心配も、土砂崩れの心配も、もちろん、津波などの心配もなく、
災害には割と無頓着な地域だと思ってます。

直接的な被害だけでなく、物が手に入らない。とか、情報に踊らされるとか。
そんなこともありましたからねっ、、、、


でも、やっぱり天災は忘れた頃にやってきてほしくないですv-356
> ザックリと割れていますね。
> テレビで報道される東北の映像は見ましたが、知らない被害があちこちで起こってるんだと改めて気付きました。
> 30年以内に起こる巨大地震などもニュースで報道されましたが、私が九州ということもある為か身近に起こり得ることとして感じられません。
> いつどこで起こるかわからない天災の怖さ、本当に忘れてはいけませんね。