2013/05/30

尾瀬ヶ原 可憐な水芭蕉に会いに行く

確かに、尾瀬のミズバショウは見たことがあるんです。
「お父さん。お願いっっ!」ってしたもん。
でも、憧れのミズバショウはお化け化(葉っぱも、仏炎苞(←白い部分ね)も巨大化)していて…

そう。登山道に雪があるうちは危ないから。って言う親心はわかってるけど、
でも、「可憐」って言葉にはちょっと程遠かった、子供の頃に尾瀬で見たミズバショウ。
オトナになれば、そのお化け化したミズバショウも面白がる余裕が出てくるけど、
子供心としちゃ…     ねぇ。(汗)

さぁ、憧れていた景色に会いに行きましょう。

3時ちょっとすぎに自宅を出発。
5時半に、戸倉第一駐車場に着きました。ここに車を停めて、
バスか乗り合いタクシーで鳩待峠に向かいます。
(マイカー規制のため、鳩待峠までは車で行けません。)

スタート地点は鳩待峠。標高1591メートル。
ここから、標高1400メートルの尾瀬ヶ原まで延々と降りて行くのです。
…ってことは、帰りは延々と登らなきゃならないんだけどさっ。
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ここで、尾瀬ボランティアの方が、ミズバショウの開花情報とか、
写真を撮るポイントとかを教えてくださいました。

この足元の人工芝のところで、靴底をきれいにしてから進みます。
尾瀬ヶ原に外来植物の種を持ち込まないように…。そんな配慮です。
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ここを通ると、「あ~、これから尾瀬に行くんだな~」って、密かに
ワクワクしちゃうのです。あはは。

ほぼ、木の階段とか木道をゆるゆると降りて行くんだけど、
所々雪の残っているところがありました。
雪が終わって、木道への一歩目が、ツルっと滑るんだよねー。
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勢いよく雪解け水が流れている沢を横目に進むと…
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可憐なミズバショウがお出迎え~。
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そうそう。こういうかわいいミズバショウたちに会いたかったんだよー。
辺りには、甘~い香りが漂ってました。
ミズバショウに香りがあることを初めて知りました。
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鳩待峠から写真を撮りながらダラダラと下ること1時間。
尾瀬ヶ原に着きました。

そして、目の前には、赤い残雪…。
「アカシボ」と言われる、雪解けが進んで地表が見え始める
ほんのわずかな時期に見られる現象なんだそうです。
なんでも、泥炭の中に赤褐色の色素をもつ藻類が存在するから…とか。
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振り返ると至仏山。
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目の前には燧ケ岳。
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横を見ると、ネコヤナギがニョキッと顔を出す。かわゆし♪
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足元は…   あらあらあらあら。
最近、尾瀬ヶ原では鹿が増えてしまって、湿原の植物の芽を
片っ端から食べちゃったり、湿原をこねちゃってることが
問題になってるそうです。
2013.5.26.oze 077
ここだけでなく、あちこちでシカが湿原に入った跡がありました。

尾瀬ヶ原に入って約30分で牛首の三叉路へ。
尾瀬では、要所要所に標識が立っているので、よほどのことがない限り
道に迷うことはなさそうですが…
地図と景色を見比べる楽しさを教えてもらっちゃったら、止められません~。
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さらにもうちょっと進むと、アマチュアカメラマンが大好きな
尾瀬の撮影ポイントに到着~。
パンフレットやポスターでよく見る景色ですね。
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ベンチに座って、スケッチを始めるお姉さんが1人…。
私も、こんなゆったりとした時間が過ごせるようになりたいなぁ。と、ふと…。

撮影ポイントは、人がわんさか。カメラの三脚ずらりでてんやわんやだったので
早々に退散。

竜宮小屋が見えてきました。
燧ケ岳が、ずいぶん近くに見えるようになってきたなぁ。
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竜宮十字路。ここを富士見峠の方にちょっとだけ進むと、
ボランティアのおじさんお勧めのもう1つの撮影ポイントがあります。
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足元で咲いてるミズバショウ。
拠水林の向こうに至仏山。
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この場所は、以前はリュウキンカもたくさん咲いていたそうですが、
シカの食害でほとんどなくなってしまったんだとか…。

真っ白な仏炎苞。湿原からニョキッと姿を現すミズバショウ。
やっぱ、こうでなくっちゃねー。
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竜宮のベンチで、この日3度目の朝ごはん(笑)
いろんなところにベンチがあるので、休憩は思いのまま。
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トップシーズンの土曜日は…   想像したくないけどさっ。

竜宮を過ぎて見晴しに向かいます。尾瀬ヶ原のもっと奥の方へ…。
ここまで来ると、歩く人はぐっと少なくなります。
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ホントに静かな尾瀬を満喫~。
草紅葉が輝く頃、また来たいな~。

見晴し地区の山小屋に近づいていくと、燧ケ岳もずいぶん大きく見えるようになりました。
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お燧さま。こんにちは~。

そして、振り返ると、至仏山が遠くに…。
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弥四郎小屋でコーヒーを飲んで、ぼちぼち戻ります。
尾瀬は、群馬、福島、新潟の三県にまたがっているので、3つの県境を歩いて
越えることになります。なぜか、ビミョーにテンションが上がる…。
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尾瀬沼から流れてきた只見川。
この流れが、平滑ノ滝。三条ノ滝を経て奥只見湖へ流れていきます。
三条ノ滝は、一度行ってみたいところ。
流れ落ちる水量が日本一なんだそうです。
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ふと見上げれば、青空に飛行機雲。
山の新緑もとってもきれい。
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ここにもミズバショウがたくさん咲いていました。
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リュウキンカとミズバショウ。これぞ、早春の尾瀬のツートップ。
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でも、湿原の中がぐちゃぐちゃ。
ここも、鹿が入り込んで、湿原の植物を食べてしまっているみたいです。

ニッコウキスゲが心配だ…。

拠水林の新緑に癒されて~
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ヨッピ吊橋を渡れば、また、にぎやかな尾瀬ヶ原に戻ってきました。
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木道の下にもミズバショウ。
木道の下なら、霜の被害に遭わずにすむから仏炎苞も、真っ白なまま。
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連日最低気温が0度近くまで下がる尾瀬ヶ原では、まだ、霜が降りて
霜にあたると仏炎苞は、茶色く変色しちゃうんです。

さて、尾瀬ヶ原の玄関口。山の鼻地区のベンチは、人でいっぱい。
なら、研究見本園の方でのんびりしましょう。
ビジターセンター前の1周2キロの研究見本園は、そこを回るだけで
その季節の尾瀬の植物を全部見ることのできるエリアです。
そして、なんて言っても人が少ない♪
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至仏山。また登りたいなぁ。
直登の急登は、ドM心をくすぐる…
じゃなくて、高天原のお花畑と、山頂からの景色が魅力的~☆
去年行った時は、山頂ガスガスで全然見えなかったから、ぜひ、リベンジを~。

愛しのお燧さまを眺めながら、ランチタイム。
そして、ベンチに寝っ転がってお昼寝タイム。30分くらい夢の中~。
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さてさて、尾瀬を堪能したら、最後に1時間の登りが待ってます。
そして、登りきったところでの至仏山。充実の1日~
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帰り、どう見ても80代後半だよなぁ。って言うおじいさんが、
お孫さんにフォローされながら歩いていました。
鳩待峠まで登りきって、この山を見上げながら、お孫さんに何度も
「ありがとう」と涙を流し、周りの人たちも、拍手で「お疲れさま~」って。
美しい景色で心を洗われた上に、最後に、すごい感動をもらっちゃった、
尾瀬の1日でした。
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コメント

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いくつになっても山に行けると
いいなぁ。
こんな出会いも山のだいごみですね。

こんばんは、chikoやんさん。
鹿の食害が尾瀬でも進んでいるのですね。
最近流行?のビジエ料理で、個体数を減らすと言う方法もあるとは思いますが、なかなか難しいのでしょうね。
80歳でエベレスト登頂を成功させた三浦さんも凄いけど、私は身近なおじいさんのお話の方に共感するかな。

リュウキンカの黄色が好きです。
山の鼻から少し木道を行った所の行者ニンニクの群生がもっと好きですが(笑)
尾瀬は混まなければ最高なんですが、そこだけがねえ。

素敵な一日をすごしたんですね~ うらやましい。
尾瀬にも鹿の被害がと聞いて、びっくりです。
確かにどこにいてもおかしくはないですよね。
最後のエピソード、光景を想像してほろっとしてしまいました。
ご老人の方のお気持ち、すごくわかる!!!

ブルさん こんばんは♪

> いくつになっても山に行けると
> いいなぁ。

ホントにねぇ…。
年齢を重ねても、山に向かえる体力を持ち続けたいし、
なんて言っても、山へ向かう気力とか好奇心を持ち続けたいですね☆

のんチャン こんばんは。

尾瀬でもニホンジカによる植生被害があまりにもひどいので、
今年から捕獲作業を行っているそうです。
いろいろ思い巡らすと、思いは複雑ですよね。

> 80歳でエベレスト登頂を成功させた三浦さんも凄いけど、私は身近なおじいさんのお話の方に共感するかな。

私も同じです。
きっと、楽しみにして体調を気遣ってきたんだろうな~。とか、
家族にとっても、ホントにいい思い出になったんだろうな~。とか。
尾瀬ヶ原まで下りてきた時に目の前に広がる景色を見て、きっと喜ばれたんだろうな~。とか。
あれこれ思い巡らすと、それだけで、なんだか今でもほっこりしちゃってます。

モモクリさん こんばんは♪

ギョウジャニンニク。出てましたよー☆
土曜日は激混みらしいですが、日曜日はそれほど混まないそうですよ。
いっそのこと、富士見下から登って、尾瀬ヶ原東半分を歩くとか(笑)

リュウキンカの黄色は、パッと目が覚めるような鮮やかな色ですよね。

y子さん こんばんは♪

日光で増え過ぎているシカが問題になっていますが…
そういえば、尾瀬と日光。お隣さん同士なんですよね。
山の中で野生の動物を見られた!! なんて、何の問題もなければ
とっても嬉しいことなんですけどね。

最後にあったおじいさん家族。
ホントにその場にいた人たちが、純粋に「お疲れさま~」って拍手をして
みんな、泣きながらも笑顔で…
私も思わずウルッっとしちゃいました。

こんにちは(^^)

ミズバショウの花が咲いている♪
遥かな尾瀬~♪って歌ありましたよね。
ここの事ですかね?本当に素敵です。
いつか行ってみたいなあー(^.^)

**さん。 こんにちは♪

まさに「夏がく~れば思い出す~♪」の、尾瀬のミズバショウです。
登山口に向かう途中の道路では、メロディーラインって言って
時速40キロで走ると、道路とタイヤの摩擦で夏の思い出のメロディーが
流れたり、福島県側の登山口の村では、防災無線のチャイムの代わりに
朝6時から「夏の思い出」が流れてました。6時の大音量は勘弁だなぁ(笑)

高山植物や湿原のお花がたくさん咲いたり、紅葉が輝いたりと、とっても素敵なところですよー。

↑↑↑↑↑↑
このコメント私です!(汗)
名無しのゴンベエになってましたね(^^;)
そう!出だしが全然思い出せなかったけど、
夏がく~れば思い出す~♪で、思い出しました(笑)

mokos619さん こんばんは。

あはは。おそらくそうかな~。とは思ってたんですが、
外すと私が恥ずかしいので、大人の対応をしてみました(笑)

サビの部分はわかるのに出だしがわからないとか、どーしても
タイトルがわからない曲ってありますよねー。
あはっ。私は、そんなんだらけです。(汗)